かわいい赤ちゃんと過ごす、『初節句』。一生に一度の大切な日を目前に、一体何から準備をしていけばいいのやら、途方に暮れるお父さん・お母さんも多いのではないでしょうか?

特に、当日の親の服装には気を遣いますよね。両家の祖父母を招くならなおさらです。

『初節句』にふさわしい親の服装とはどんなものなのか、一緒に見ていきましょう。

① 『初節句』とは?

お子さんが初めて迎える節句の事です

初節句 服装 親1

出典 http://item.rakuten.co.jp/wasai-kobo/rhs-296/

赤ちゃんが生まれて最初に迎える節句、つまり男の子なら、5月5日の「端午の節句」、女の子なら3月3日の「桃の節句」を指します。

これは赤ちゃんの健やかな成長を願って行われる大切な行事です。ご両親はもちろんのこと、両家の祖父母、場合によっては兄弟や友人まで招いて一緒に食事をし、楽しいお祝いの一時を過ごします。

赤ちゃんが生まれて間もない頃であれば、その年は無理をせず、翌年のそれぞれの節句でお祝いするのが一般的です。

② 『初節句』はどんな風に過ごす?

両家の祖父母を招いて、自宅やお店で食事をします

初節句 服装 親1

出典 http://item.rakuten.co.jp/tokizenmiwa/10000020/

『初節句』では、男の子は兜飾りを、女の子はひな人形を飾って過ごします。当日は、両家の祖父母や親戚、兄弟や知人を招き、盛大にお祝いをします。しかし、地域や時代の流れによってこの傾向も変わりつつあり、最近では赤ちゃんの両親と両家の祖父母だけでお祝いするケースも増えてきています。

お祝いの食事も、自宅で用意するご家庭もある一方で、お店を予約して最初から外食で済ませるご家庭も多く、昔に比べて、お父さん、 お母さんの負担が少なくなってきている傾向にあります。

③ 『初節句』でお母さんの服装とは?

派手すぎずカジュアルすぎないのがポイント

初節句 服装 親1

出典 http://www.bananarepublic.co.jp/

自宅でお祝いする場合は、普段着で臨む方もいるようですが、せっかくのお祝いの場です。家族間で写真を撮ることも考えて、主役である赤ちゃんと差が出ないような服装を心がけたいものですよね。

お母さんの服装は、「派手すぎずカジュアル過ぎない」のがポイントです。ひざ丈の短いスカートやパンツルックはできるだけ避けて、スーツやワンピース、着物などで対応しましょう。

色も派手なものは選ばず、あくまでも 「上品さ」を心がけて。グレーや優しいピンク、クリーム色など、ふんわりしたカラーを選ぶのが無難です。

④ お父さんの服装とは?

襟のついたシャツやジャケットを着用します

初節句 服装 親4

出典 http://www.bananarepublic.co.jp/

やはりお祝いの場ですから、お父さんもジーンズにTシャツとはいきません。襟のついたシャツやジャケット、長ズボンを着用するようにしましょう。

きちんとした料亭やホテルのレストランなどにお祝いの席を設ける場合は、ダークスーツに明るい色のネクタイを選ぶのもいいかもしれません。

夫婦の服装に差が出ないよう心がけていきたいものです。

⑤ 和装か?洋装か?

初節句 服装 親1

出典 http://item.rakuten.co.jp/kimono-rental/h101/

女性ならば、大切な儀式の場に着物で臨みたいと思う方もたくさんいるのではないでしょうか?最近は、動きやすさや着やすさ重視で、洋服を選ぶお母さんが多いとはいえ、着物を着る方もまだたくさんいます。

この日のためにおめかしした赤ちゃんと一緒に、素敵な着物姿で記念写真を撮るのも楽しみの一つでしょう。着物を選ぶ際は、訪問着か留袖を選びます。また、鮮やかすぎる色は避け、 主役の赤ちゃんを引き立てるつもりで控えめなものを着用しましょう。

⑥ アクセサリーはどうする?

シンプルなものだけ身につけます

初節句 服装 親6

出典 http://item.rakuten.co.jp/jewelry-may/240-pkds/

『初節句』の服装に合わせたアクセサリーは、どのように選べばいいのでしょうか? 基本的には、あちこち派手に付けるのではなく、結婚指輪だけをはめるようにした方がいいかもしれません。

服によっては、お母さんがシンプルで清楚なアクセサリーを身につけるのも構いませんが、当日は 常に赤ちゃんを抱っこしていることを忘れずに。 赤ちゃんの爪や顔にひっかかって傷を付けることのないように、十分注意を払いましょう。

⑦ ふさわしい服が用意できないときは?

着物ならレンタルもできます

初節句 服装 親7

出典 http://poporoka.info/fuusyu/753oyafuku/

せっかくの『初節句』なのに、着る服がない!!と慌てているお母さんもいるかもしれません。大丈夫です。着物であれば、レンタルが可能です。豊富な種類の中から似合うものを選択し、着終わったら返却するだけの手軽さがたまりません。

ワンピースやスーツの場合は、これを機会にふさわしいものを購入してみては? 七五三、入園式、発表会など、子どもの行事はこの後もずっと続きます。その時になって慌てないように、 自分に似合う一着を今から調達しておくのもおすすめです。

⑧ 主役は子どもだということを忘れずに

両親の華美な衣装を競う場ではありません

初節句 服装 親8

出典 https://www.pakutaso.com/20150147015post-5055.html

『初節句』の主役はなんといっても赤ちゃんです。あくまでも、我が子が無事大きく育ってくれることを願いながら祝う場なのですから、周りの人は脇役に徹したいものです。

あまりにも艶やかな色や柄の服を選ばないように気をつけて。赤ちゃんに寄り添った、気持ちの良いバランスのとれた服装で、生まれて初めての大切な節目をお迎えしてみませんか?

かわいい赤ちゃんと初めて過ごす、ドキドキの『初節句』。

お祝いの場にふさわしく、お母さんは、優しく落ち着いた色合いのスーツや着物を、お父さんは襟のついたジャケットやシャツを上品に着こなしたいものです。

主役の赤ちゃんを中心に、ご家族そろって服装に差が出ないよう気を付けつつ、かけがえのないひとときをお過ごしくださいね。