3歳になる娘の成長を祝う七五三。 さあ、どんな着物を着せよう? どこの神社にお参りにいこう? 写真スタジオは? 会食はどこで?
入念な下調べや予約をしていざ当日。 慣れない着物を着て、履き慣れない草履を履いた子どもたちは…!?
一生に一度のお祝いの日ですから、主役の女の子も家族も笑顔で、七五三を成功させたいですよね。 3歳になる女の子のママは必見。先輩ママたちの「七五三で困ったコト8つ」とその対策をご紹介します♪
着物を可愛く着付けてあげられなかった!
帯はハードルが高し。被布コートスタイルならママでも着付け可能
出典 http://item.rakuten.co.jp/kyonenya/773032/
「お祝いの日だから、帯を結んできれいに晴れ着を着せてあげたい」 そう思うママもいるかもしれません。 でも体もまだまだ小さい三歳児にとって着物は重装備。 帯をしめようものなら、まず拒否されます(笑)。
そこで、晴れ着の上に「被布(ひふ)」という袖なしの上着を重ねる、 被布コートスタイルがおすすめ! これならママも着付けてあげられます。インターネット上に着付け方法の動画もいっぱいあります。事前に練習して、当日慌てないようにしましょう。
コーディネートを考えるのが難しいという人には、着物や巾着袋まで入ったセット売りのものがオススメです。 予算に余裕があれば、写真館や衣装店が提供しているレンタル衣装・着付け・ヘアセットなどをトータルで行うサービスを利用するのも良いでしょう。
当日になって着物やヘアアレンジを嫌がった!
前もって着物を着る練習をしておきましょう
出典 http://item.rakuten.co.jp/wanadesiko/2040-753-27a-set/
わが子の晴れ姿を楽しみにしていたのに、まさかの当日・・・。 「こんなの着たくない! やだ!!」 2~3歳はまさにイヤイヤ期のピーク。当日こうなってしまうと大変です。
そうならないために、いきなり着るのではなく、 あらかじめ袖を通して慣れさせておくと良いでしょう。
「七五三ではこれを着ようね。お姫様みたいだね!」とその気にさせてあげるのです。 もし、写真館や衣装店で当日のみレンタル衣装を着る場合は、パンフレットなどの写真を見せながら 「○○ちゃんもこんな着物を着るんだよ。楽しみだね!」と言い聞かせておきます。
ヘアメイクも、当日いきなりだと嫌がる子もいます。髪をまとめて髪飾りをつけたり、口紅をつけたりする練習を事前に何度かしておきましょう。
それでも当日嫌がったら…。 「○○ちゃん、可愛いよ! すっごくお着物似合うね!」 とにかくほめて、ほめて、その気にさせてあげましょう(笑)
草履が痛くて泣いてしまった!
かかとに補助ゴムを装着。当日はスニーカーも持参!
出典 http://item.rakuten.co.jp/753ya/10006885/
小さいこどもにとって、歩きにくい草履で歩くのは大変。 長時間歩いていると、足の親指と人差し指の間が痛くなります。 大人でも痛いと思うくらいですから、子どもは我慢できません。
痛みを減らすために、かかとに着けるタイプの補助ゴムがあるのをご存知ですか? ゴムがかかとを支えて指の間の痛みを緩和させるだけでなく、草履がパカパカしたり脱げたりするのも防いでくれます。
当日は普段履きなれているスニーカーも持って出かけましょう。 移動のときだけでも履き替えさせることで、痛みや負担を減らすことができます。 当日のスケジュールにもよりますが、お参りがすんだら早めに洋服に着替えてしまうのも良いでしょう。1日中、動きづらい着物を着せていると疲れてしまいます。洋服も持参して出かけるのがオススメです。
寒くてかわいそうだった!
天候を事前にチェック。羽織りものも用意しましょう
出典 http://www.catherine.ne.jp/ifra_753_h.html
11月ともなると、冷え込む日もあります。着物だけだと寒がったり、中には体調が悪化してしまう子も。少し前から天候をチェックしておきましょう。当日は、羽織れるものがあると安心。
ブランケットがあると重宝します。着物と羽織もののコーディネートが気になるようであれば、あらかじめ厚手の生地でできた被布を用意しておくのも手ですよ。 予め冷え込みが予想される場合は、貼るカイロを鞄に忍ばせておきましょう。
天候はその日にならないとわかりません。雨で楽しみにしていた記念撮影が台無し…なんてケースもありますから、写真はスタジオなどで前撮りしておくのが確実かもしれませんね。
待ち時間や移動時間が長くてぐずった!
時間つぶしグッズを用意しておきましょう
出典 http://books.rakuten.co.jp/rb/4090652/
平日の参拝と比べて、土日に集中しがちな七五三のお祝い。 神社で祈祷を待つのに1時間以上立って並ばなくてはいけない場合も。
当日は電車などの移動時間も長くなるので、時間つぶしグッズを用意しておきましょう。 長い時間タブレットを見せるのはちょっと…というママは、携帯用のミニ絵本を用意しておくといいですよ。
ゲーム機やスマホ・タブレットで紛らわせるのもたまにはいいかもしれません。 その場合、音が漏れないように子ども用のヘッドフォンは必須です。
トイレで着物が汚れた!着崩れた!
洗濯ばさみを一つカバンにいれておくと便利
出典 http://item.rakuten.co.jp/kyotorurihinagiku/9027/
着物でのトイレは子どもにとって特にハードルが高いもの。 自前でもレンタルでも、着物が汚れてしまうと大変です。
そこで、当日用意しておきたいのが 「洗濯ばさみ」。 たくしあげて洗濯ばさみで止めてあげれば、裾を汚さずに済みます。
せっかく着つけた着物がトイレのたびに、着崩れてしまって…という声も多々。 子ども用の着崩れ防止ベルトを巻いておくのがオススメです。マジックテープ式だと、苦しくなりにくいです。
ちなみに、神社でトイレに行きたくなった場合、長蛇の列に並ぶことが予想されます。 オムツが外れている子もいるかもしれませんが、万が一のためにオムツをしておくと安心です。
疲れたと泣きだした! 肝心な場で寝てしまった!
無理にスケジュールをこなさず、お参りできれば良しとしましょう
出典 http://review.rakuten.co.jp/item/1/213154_10000973/1.1/ev5/
着付け、撮影、参拝、会食…と当日にスケジュールを詰め込むと、心配なのが子どものご機嫌。 まだまだ小さい3歳児にとって慣れない場は負担も大きく、どうしても後半にぐずってしまいます。
段取り通りにいかず、親がイライラしてしましまいそうですが、七五三の主役はあくまで子ども。 子どもの様子を見ながら臨機応変に対応してあげたいものです。
写真は前撮りする、有名な神社は避けて近所の氏神にお参りする、混み合う午後を避けて午前中に神社に行く、ぐずったらご祈祷せずお参りだけにする…など、子どもも親も疲れずに過ごせるようにスケジュールを工夫しましょう!
七五三のあと、着物のケアを忘れてた
忘れないうちにクリーニングを
出典 http://review.rakuten.co.jp/item/1/209745_10001995/1.1/
長い一日のようで、七五三の当日はあっという間。 無事に終わったとほっとしていたら、忘れやすいのが「着物のケア」。 せっかく高価な着物を買っても、アフターケアを怠っては台無しです。 忘れないうちにクリーニングに出しましょう。
クリーニングから戻ってきた着物は、桐の箱や防虫・調湿効果のある保管袋などに入れて大切に保管したいものです。 レンタル着物の場合は延滞料金が発生するケースもあるので、速やかに返却しましょう。
七五三の主役はあくまで子どもです!
一生に一度の七五三。 気合を入れて豪華にお祝いするのは素敵なことですが、ファッションや写真、形式にこだわりすぎると、子どもが疲れてしまうことがあります。
七五三の主役はあくまで子ども。 親の満足だけで終わらないように、子どもが楽しめる一日になるように工夫したいもの。 神社・お店の予約、天候のチェック、当日の持ち物の用意などはもちろんのこと、着物に慣れさせておくなど、七五三の当日になって慌てないように準備しておきましょう。 また、当日は子どもの体調や様子を考慮して、いざとなれば臨機応変に動けるようにイメージしておくことも大切です。
どんなに豪華なお祝いでも親の満足だけで終わらないように。生涯一度の大切な行事なので、 心に残る七五三の思い出を作ってあげたいですね。