桜のつぼみが膨らみ始めたら、春はすぐそこ。子どもが初めて社会への一歩を踏み出す大切な入園式も間近です。
式に参列する母親は、どのような服装で臨めばいいのでしょうか?
春の入園式の装いについて、気を付けておきたい8カ条を見ていきましょう。
心が浮き立つ入園式。見た目は華やかにすべき?
あくまでも子どもが主役なのを忘れずに
穏やかな陽気の満ちる春。色とりどりの花が咲きほころび、街行く人々の装いも軽く、明るめのものが増えてきます。当然、お祝いの場である入園式でも、春の式典にふさわしい爽やかな雰囲気で揃えていきたいところでしょう。
ただし、あまり気合を入れ過ぎて、周りから浮いてしまわないように。入園式の主役は、あくまでも子どもです。お母さんたちはそのことをよく心得て、 子どもに寄り添った服装選びをしてみましょう。
卒園式、入園式の服装の違いとは?
卒園式はダークカラー系、入園式は主にパステルカラー系が基本
出典 http://store.world.co.jp/styling/110730.html?shop=cmw0001
お世話になった先生方へ、これまでの感謝と尊敬の気持ちを伝える卒業式。ひとつの過程を終え、次へのステップを改めて確認する厳粛な場でもあります。そのため、式に参列するお母さん方の服装も、紺や黒などの引き締まった色がほとんど。
それに比べて入園式は、新しいステージが始まる期待と喜びでいっぱいです。そのため、保護者が身につける色も、明るめのカラーがぐんと多くなります。 頭からつま先まで真っ黒の、冠婚葬祭のような服装は避けた方が無難です。
卒園式と入園式のスーツは着回せる?
部分的に変えるだけで雰囲気を一新!
出典 http://store.world.co.jp/styling/109778.html?shop=cmw0001
そうはいっても、卒園式と入園式のために2種類のスーツをいっぺんに用意するのは、予算的にも厳しい!とおっしゃる方、その通りです。そんな時は次の方法で乗り切ってみましょう。
▼ジャケットだけ変える
上のジャケットだけをグレーや白などの明るめの物に変えてみましょう。一気に華やかなお祝いムードに。明るい色は顔色までよく見せてくれる効果もあり。初めての出会いが多いこの日、新しく知り合う先生方や保護者たちへの 第一印象もアップすること間違いなしです。
▼パンツもしくはスカートを変える
ジャケットの代わりに、パンツもしくはスカートを明るめの色に変えるのもOK。卒業式の堅く、厳かな雰囲気を避けることができます。特にスカートは選び方次第で、華やかさや脚の綺麗な見せ方などが大幅に変わります。オススメは、タックやフレアのスカート。スカート自体にデザインと広がりを持たせることで、 女性らしさがぐんとアップし、脚も細く見えて◎。
▼コサージュなど小物を変える
胸に飾るコサージュの色を変えるだけでも、印象がだいぶ変わります。当日着る予定のスーツに合わせた、 明るい色のコサージュを選んで付けてみましょう。
着物を着る時の注意とは?
落ち着いた色の訪問着を選びましょう
入園式ではスーツ姿のお母さんが多いのですが、中には素敵な着物で参列するお母さんもいます。入園式などのフォーマルな式に参列する際は、 「訪問着」を選びましょう。色はスーツと同じように、落ち着いた淡いパステルカラーがおすすめです。
20代、30代、40代のお母さん。服装も意識すべき?
それぞれの年代にふさわしいものを身に付けましょう
最近は女性の積極的な社会進出に伴い、「お母さん」になる年齢も人それぞれ。フォーマルな装いに年代によるタブーはないものの、一般的に年齢が上がると、身に付ける物も上質なものになってきます。はつらつとした若さの代わりに、しっとりした「大人の女性」の身だしなみを意識してみましょう。
また、若いお母さんは「盛り過ぎ」に注意。髪型、メイクなどは正式な場にふさわしい ナチュラルで控えめなものにしましょう。
足元はどうする?
服と同系色でそろえるとキレイ
ついおろそかになりがちな足元ですが、意外と人は見ているもの。靴は服と同系色で揃えると安定感があってきれいに見えます。 ストッキングは無地の物を着用しましょう。柄のストッキングは派手に見えるので、入園式のスーツには不釣り合いです。できれば、お出掛け前に全身鏡などで全体をチェックできると、バランスの良し悪しが確認できるかもしれません。
スカート丈の長さに注意!
膝が隠れるぐらいがベスト
当日着ていく服が決まったら、今度はスカート丈のチェックを忘れずに。まっすぐに立った状態で、膝がふんわり隠れるぐらいがちょうどいい長さです。
ひざより上だと、入園式の会場で椅子に腰かけた時、予想以上にスカートが上までめくれあがってしまい焦ります。それでは、せっかくの式も上の空になりかねないので、 事前にスカート丈には充分に目を配っておきましょう。
ヘア、カバンなどはどうする?
お祝いの式とはいえ、基本は「派手すぎず地味すぎず」
服や靴と同じぐらい、髪型や持ち歩くカバンにも気を使いたいものですね。基本は「派手すぎず地味すぎず」。できれば、メインとなる服と 同系色のカバンを持つのがきれいに見えるコツです。丁度良いものがなければ、もちろん黒色のカバンでも構いません。式当日は新生活に向けての配布物も多いもの。カバンに収まりきらないときのために、似たような色のサブバッグを持ち歩くと大変便利ですよ。
人生で初めての集団生活デビューを飾る、大切な入園式。
新しい出会いやワクワクする希望を込めて、淡いパステルカラーの装いで我が子の門出をお祝いしたいものですね。
主役はあくまでも子どもです。その横に、優しくふんわりとたたずむ綺麗なお母さんを目指して、春のフォーマルな装いを楽しんでみましょう。