毎日一緒にいても、その表情やしぐさが成長とともに変化していく子供たち。兄弟であれば、お互いのやり取りも変わっていきますね。
そのうれしい変化を写真で残したいと思っても、そこは子供のこと。
「笑って」と言えばむっすりし、「こっち向いて」と言えば、視線は違う方へ。じっとしてもくれません。
こちらでは、そんな子供さん、特に兄弟写真をうまく撮るコツを7つお知らせします。
これを見れば、いつまでも残しておきたいと思える兄弟写真が撮れるようになりますよ。
根気よく、でも手短に
子供の行動を理解して撮影する
出典 https://www.flickr.com/photos/anitasouthwell/2706410372/
大人がいくら子供のいい表情やしぐさを撮りたい、と思ってカメラを構えていても、子供にとっては、写真なんてどうでもいいものであることが多いですよね。
ましてや写真映りを気にするということもありません。子供にとっては、 写真よりも何よりも、楽しいことをする方が大切。 だから、子供はじっとしていないように大人は考えてしまいがちです。
しかし発想を変えて、そんな子供の行動を理解し、手短に撮影するように心がけたらうまくいくはず。
根気よく、何度も撮影することも大切です。
どんな表情でも絵になる
泣き顔も寝顔もOK
出典 https://www.flickr.com/photos/mayus/3899092969/
カメラのファインダーをしっかり見据え、笑っている表情だけが良い写真に向くのではありません。兄弟皆が同じ表情で撮影できることなんて、奇跡に近いこと。でも表情がくるくる変わるのが、子供のいいところでもありますよね。 泣いていても、怒っていても、寝ていても、兄弟喧嘩の真っ最中でも、そこには場面ごとに繰り広げられる家族にしかわからないストーリーがあります。
ですから、色々な表情を臆せず撮ってみましょう。何枚か連写してみて、後で選ぶ形をとってもいいですね。
それでもなかなか撮れない、という方におすすめなのが、寝顔。天使のような寝顔なら、目つむりを気にしなくていいので撮影しやすいですね。
撮影するチャンスは結構、身近にたくさんあるものですから、探してみてくださいね。
お揃い、同系色の服を着る
統一感がある1枚に
出典 https://www.flickr.com/search/?q=family
どんな表情でも絵になるからといって撮っていても、後で写真を見たときに1枚の写真に色んな色が入り込みすぎて、まとまりのない写真になってしまっていたら元も子もないですよね。
そうならないようにするには、 兄弟でお揃いか同系色の服を着るのがポイント。
統一感が出て目移りすることがありません。全身お揃いや同系色でなくても、兄弟でどこかに同じ色や同じテイストのものを身につければ大丈夫です。
これなら性別関係なく、実行できますよね。全身が入る写真を撮りたい場合には、やってみて損はないですよ。
手だけ、足だけを部分的に撮る
感慨深い写真に
出典 https://www.flickr.com/photos/37246667@N08/8864590397/
顔の表情を撮るのもいいですが、 手や足だけを部分的に撮るのもアリです。
兄弟で手を重ねて撮ったり、並べて撮ったり。投げ出した足だけを撮ったり、靴の部分だけ撮ってみたり。思いっきり寄って撮ってみましょう。
部分的に撮ることで、被写体がはっきりしますし、兄弟の大きさの違う手を見て成長を感じることも。
顔の表情が見えなくても、まるで兄弟それぞれの動きが見てとれるくらい、生き生きとした雰囲気が出てきます。
感慨深い気持ちにさせてくれる1枚になるでしょう。
上を向かせる
視線の先にあるものは?
出典 https://www.flickr.com/photos/carrielouise/14969907025/
「あれはなんだろう?」と上を向いて言えば、子供の視線も上へ。
この作戦で、ほとんどの場合、子供は上を向いてくれます。視線がカメラに向いていなくても、 写真を見る側が、「何を見ているんだろう」と想像し、ストーリーが生まれます。視線の先にある背景を入れた1枚にしてもいいですね。
兄弟で同じ方向に視線を向けているのも、違う方向を向いていても意外性があり面白い写真です。
顔と視線をフォーカスして撮ってもいいですし、遠目から全身が入るように撮ってもいいですね。兄弟がカメラを意識しすぎず、自然なショットになることは間違いありません。
大きな存在感醸しだす1枚
後ろ姿で表現
出典 https://www.flickr.com/photos/thomas-riecken/8716776689/
並んで座っていたり、何かを見ていたり、食べていたり。一緒に遊ぶ姿や本を読む姿でもいいですね。
そう、後ろ姿だけを撮っても、充分絵になるんです。 兄弟の表情が見えなくても、写真を見る側が想像しワクワクさせられます。
そしてなんといっても、子供の背中は単純に愛らしいものです。兄弟の背中をじっくり見せられ、なんとも愛情深い気持ちにさせてくれ、余韻をひしひしと感じられるような写真になることでしょう。
- 兄弟写真を撮るコツは、根気よく、且つ手短に、子供の性質を理解しながら撮影することです。
- そして、どんな表情でも絵になるということ。泣き顔、怒り顔、寝顔、後ろ姿、ファインダーとは違う方向を見ている写真でさえも表情が出るんです。
- 顔でなく、手や足を部分的に撮るのも、兄弟揃えば、新たなストーリーが生まれます。
- 兄弟で、お揃いや同系色の服を着るというちょっとしたポイントをおさえて撮影してみてください。