お子さんの成長に従い、残しておきたいのが年齢ごとのこども写真ですよね。

しかしながら、こども写真を上手に撮影したいと思っても、逆光だったり、室内では暗い写真になってしまったりとうまく撮影するのは難しいものです。カメラに内蔵されたフラッシュ機能だけでは、光が弱く、限界があるのも事実です。

そんな時に、比較的使いやすいのがクリップオンストロボです。室内だけでなく、屋外でもどんどん活用すれば、こども写真の出来映えが格段に上がりますよ。

こども写真でストロボを使うとどうなるのか

こどもらしさが表れるという効果に期待

子ども写真 クリップオンストロボ

クリップオンストロボテク
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出典 http://home.rasysa.com/hs-o2/style/large/194084_1.html

 

ストロボとは、フラッシュと言い換えると、親しみやすいかもしれません。

撮影する場所が暗い場合、被写体の周囲が暗い場合に使用するのはもちろん、日中に使用することもできます。日中は、太陽光など光が強いので、その分、影も濃くなります。

日中にストロボを使用することで影の調節をし、 顔が暗くなったり背景が白く飛ぶのを防ぐことができます。

こどもの目の中に光が入るので、こどもらしいキラキラ、生き生きとした表情を得られます。

ストロボを使い屋外でこども写真を撮影する

シャッタースピード1/1000秒くらいに速く設定

クリップオンストロボテク
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出典 http://home.rasysa.com/aroma/style/large/139958_1.html

 

子ども撮影 ストロボ2

特に、晴れた日に屋外でこども写真を撮影する場合には、シャッタースピードの設定を1/1000秒くらいに速く設定することがポイントです。

晴れた日に屋外でストロボを使用して撮影すると、1/200秒などのようにシャッタースピードが遅く設定されてしまいます。

このままの設定でストロボを使用してしまうと、写真が白く飛んだような写真になります。 シャッタースピードでカメラに入る光の量を調節することで、ストロボの効果を高めることが大切です。

ストロボを使い室内でこども写真を撮影する

被写体とその背景の距離がポイント

クリップオンストロボテク
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出典 http://home.rasysa.com/aroma/style/large/142092_1.html

 

室内でこども写真を撮影する場合、部屋の照明だけでは光の量が弱く、どうしても暗い写真になりがちです。

しかしながら、室内でストロボを使用し撮影すると、背景に濃い影が写ることが多くなり、背景が暗い写真になってしまいます。このような場合には、 こどもを背景となる壁などから離れてもらうと、影が気にならなくなります

背景との距離をとるといっても、部屋の広さなど限界があるかもしれませんが、室内でストロボの効果を高められる上、簡単に試せるので是非、おこなってください。

撮影でストロボを使用する際に立つ位置は

あえて逆光に対してストロボを使用する

子ども写真 逆光

クリップオンストロボテク
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出典 http://home.rasysa.com/kamiyuiya/style/large/191242_1.html

 

特に屋外で写真撮影する際には、概して被写体が太陽の方を向き、逆光になるのを避けた方がいいとよく言われます。

これは、逆光で被写体の顔に影ができ、顔全体が暗くなるからです。こども写真の場合は、こどもがまぶしそうな表情になり、自然な表情が得られないと、せっかくの写真が台無しですよね。

このような時は、 逆光でストロボを使用すると、こどものいい表情が撮影できます。顔の影も消えるので、暗い写真になることもありません。

こども写真の撮影で影が気になるなら

ストロボを使用したバウンス撮影で問題解決

クリップオンストロボテク
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出典 http://home.rasysa.com/sa00716120/style/large/189606_1.html

バウンス撮影

出典 http://www.nikon-image.com/support/manual/digitutor/d5300/functions/speedlight_bounce.html

 

室内でこども写真を撮影する場合に、背景から離れて撮影するといっても、限度がありますよね。

そのような場合に、 ストロボの光を直接的に被写体に当てずに、天井や壁に当てる方法があります。ストロボの光が天井や壁に反射するので、影が目立たなくなります。これがバウンス撮影というものです。

注意する点は、壁や天井が白色かシルバーに近い色でないとこの効果が出ないという点です。また クリップオンストロボなどの外付けのストロボでしかできないテクニックです。

こども写真でストロボを使う場合の禁止事項

こどもの目に直接ストロボの光が入らないように

こども写真 ストロボ

クリップオンストロボテク
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出典 http://home.rasysa.com/hs-o2/style/large/142560_1.html

 

クリップオンストロボを使用すると、カメラに内蔵されたフラッシュ機能を利用するよりも効果的なこども写真が撮影できます。

しかしながら、ストロボの光が強力であればあるほど、目には影響を与えます。大人の目にも影響しますが、発達段階のこどもの目なら尚更です。

撮影する際には、 できるだけこどもの目に直接ストロボの光が入らないように距離を取ったり、天井や壁に反射させるバウンス撮影を心がけましょう

こども写真の撮影で影を効果的に使うには

被写体の左45度からの光がポイント

クリップオンストロボテク
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出典 http://home.rasysa.com/sa00660575/style/160280.html

子ども写真 ストロボ

 

こども写真の撮影でストロボを使用する場合、影を目立たなくさせることもできますが、逆に影をうまく出した写真を撮影することもできます。

ポイントは 被写体の左45度からストロボを当てることです。右側からストロボを当てるよりも、影がキレイに見えますよ。影の濃さは、背景との距離で調節しましょう。被写体や背景によって、ちょうどよく見える影の濃さを選んでください。

当然ですが、背景と被写体の距離が短いと影が濃くなります。

ストロボでバウンス撮影ができない時は

ストロボディフューザーを使用しよう

クリップオンストロボテク
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出典 http://home.rasysa.com/sa00606587/style/large/144753_1.html

ストロボディフューザー 子供写真

 

ストロボを使用してこども写真を撮影する場合に、バウンス撮影を選びたいけれど、どうしてもできない時もありますよね。

壁が白色でないとか、天井が非常に高いとかいう場合がこれにあたります。このような時は、 ストロボディフューザーを装着するとバウンス撮影の効果が得られます。

さらに、ストロボを直接つけて撮影するよりも光が柔らかく、優しい印象の写真に仕上がるので、こどもの愛らしい印象がよく出た写真が撮影できるでしょう。

いつまでも残しておきたいこども写真。なかなかうまく撮影できない時は、クリップオンストロボの使用がおすすめです。

屋外でも室内でも、晴れた日でも高い効果が期待できます。ストロボの光を使うことで、こどもの自然な表情を撮影することができるでしょう。

シャッタースピードに注意したり、狭い室内ではバウンス撮影をしたり、ストロボディフューザーを使用することで、いつでもどこでも魅力的なこども写真が撮影できます。