女性の一生のうちで、一人の子をおなかに宿す時間はたったの十月十日。
日に日に膨らんでゆく自分のお腹に、神秘さと愛おしさを感じる大切なこの時期、素敵なマタニティフォトを撮りたいと願う妊婦さんたちが増えています。
貴重な記念写真となるマタニティフォトの衣装には、一体どんな注意をすればいいのでしょうか?
注意点を7つまとめてみました。
憧れのマタニティフォト。どんな衣装がおすすめ?
色によって印象も様々。白系やふわふわの素材は神秘的
出典 https://www.flickr.com/photos/louisagphotography/16261223667/in/
マタニティフォトで大切なのは、衣装のチョイスです。 衣装の色によって、写真の印象も大きく変わるからです。マタニティフォトの衣装でよく選ばれる色は、アイボリーや白色。 とても優しげで、窓からこぼれる自然光によく似合います。妖精のような神秘的な雰囲気を醸し出し、妊婦さんをもっとも美しく見せる色かもしれません。特に、ふわふわした布や柔らかそうな素材の衣装は、妊婦さんの清らかな姿をさらに強調してくれるのでおすすめ。
逆に、黒や赤などメリハリのある色を身に着けると、格好良くクールな印象を際立たせます。子を迎える母親としての意志の強さが、よく表現されているようです。
どのような印象の写真を撮りたいのか、予め衣装の色までもイメージしておくと当日の撮影がスムーズかもしれませんね。
マタニティのおなかを強調したい!
衣装選びと体の向きが決め手です
出典 https://www.flickr.com/photos/82693911@N04/14214533770/in/
マタニティフォトの特徴は、なんといっても大きく膨らんだおなかを写真に残すことです。できるだけおなかを大きく見せたいと思う方、 体の向きを横向きにしてみましょう。正面を向くよりも、よりおなかの出っ張りが強調できます。
また、黒色の衣装やおなかの真上をリボンやギャザーで絞った形の衣装でも、おなかの大きさを際立たせます。妊婦らしい姿を撮影するには、もってこいの衣装かもしれません。
妊娠線や肌のトラブルでおなかを見せられません
見せたくない部分を隠す、マタニティサッシュベルトに挑戦!
出典 http://item.rakuten.co.jp/micia/z_amanda108359009/
マタニティフォトを撮る際の悩みとして、妊娠による肌のトラブルや妊娠線を気にされる方もいらっしゃるでしょう。そんなときは、今、人気急上昇のマタニティサッシュベルトにぜひ挑戦してみては?
太めのリボンに色とりどりの花を飾り、おなかに巻くサッシュベルト。気になる部分を隠してくれるのはもちろん、 写真に華やかさをプラスアルファしてくれるのがうれしいところ。ベースとなる衣装は、ベルトの鮮やかさが映える白がおすすめです。
予め赤ちゃんの性別がわかっていれば、男の子なら寒色系、女の子なら暖色系とベルトの色を変えてもいいかもしれませんね。
太くなった二の腕が心配!
フリルやドレープの入った半袖がおすすめです
出典 http://www.angeliebe.co.jp/disp/CSfGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=89956
妊娠後期ともなると、妊婦さんの体はさらに丸みを帯びていきます。妊娠前は細かった二の腕も、ある日鏡で見るとびっくり仰天の太さになっていることも。これではせっかくのマタニティフォトも、撮影する気力が失せますよね。
そんなときは、 フリルやドレープの入った半袖をぜひ選んでみてください。一番危険なのは、二の腕のもっとも太い部分で中途半端に切れている半袖です。二の腕をゆったり覆うデザインを身に付けるようにしましょう。
撮影当日。衣装で気を付けたいことは?
おなかに跡の残るストッキングや締め付ける服はNG
マタニティフォトのメインはなんといっても大きくせり出したおなかです。一生のうち何度も経験することのない、貴重な妊婦姿を納めるのに、たいていの衣装は素肌を見せたおなかの撮影になります。
その際もっとも気を付けておきたいのは、 撮影前までストッキングやその他おなかを締め付けるような衣服を身に付けるのはNGということです。大きなおなかに、くっきりとゴム跡がついては元も子もありません。
撮影当日は、朝から締め付けのないゆったりしたズボンなりスカートなりを履いておきましょう。つるんとした綺麗なおなかで撮影に臨むのがポイントです。
太くなった腰回りや脚に自信がありません
スカートの裾を長くするとスマートに見えます
出典 https://www.flickr.com/photos/kulden/7442217650/in/
前述した二の腕に続き、妊婦さんの悩みとなる腰回りや脚について取り上げてみましょう。妊娠前と比べ、どっしりした印象になる妊婦さんの腰回りや脚。せっかくのマタニティフォトでは、できれば美しい姿で臨みたいものです。
そんなときおすすめなのは、裾の長いスカートを着用することです。心配しなくても、写真スタジオなどでレンタルできる衣装には、長めのスカートがたくさんあります。 下半身のコンプレックスをすっきり隠すことで、妊娠中のスタイルを気にすることなく、自信を持って撮影に臨むことができます。
家族でマタニティフォトを撮りたい!
上の子やパパを巻き込むのも「衣装」のひとつです
出典 https://www.flickr.com/photos/_ef/14535460155/in/
限られた時期にしか撮ることのできないマタニティフォトに、ぜひご家族も巻き込んでみませんか?いつも支えてくれるご主人はもちろん、新しい弟妹の誕生を心待ちにしている、上のお子さんとの撮影も大変思い出深いものになることでしょう。
ご家族での撮影で気を付けておきたいのは、 全員の着る衣装のトーンを合わせることです。まったく同一のものでなくても構いません。色やパターンが似通っていれば、家族全員で並んだ時にも違和感がありません。ご家族も立派な「衣装」のひとつになることでしょう。
以上、マタニティフォトの衣装で気を付けておきたいポイントを7つまとめました。
衣装の色選びから始まり、妊婦さんならではの二の腕や腰回りコンプレックスの解消の仕方、撮影当日のおなかをきれいに保つ方法までを見てきました。
マタニティフォトは一生に何度も撮れない大切な撮影機会です。
妊婦として最高の姿を残すべく、実践できそうなことはぜひトライしてみてくださいね。