赤ちゃんが赤ちゃんでいる時期なんて、ほんの瞬間かもしれません。この時期、バシャバシャとカメラ撮影をしなければ、きっとあとあと大きな後悔をすることになります。
赤ちゃんを撮るために、どのような工夫が必要なのでしょうか。今回、写真意欲満々なママやパパに、赤ちゃんの写真の撮り方のアドバイスをしましょう。
ニューボーンフォトとは、新生児を撮影することです。それは、 まさにママやパパの大きな宝物です
ちょっとアート風にしてみる
出典 https://www.flickr.com/photos/n_sin_z/14128790636/
この貴重な瞬間を、ただ写真に撮るというのでもいいのですが、 永遠に思い出に残るようにちょっとアートチックな雰囲気にまとめてみてはいかがでしょうか。
100円ショップでも、アルファベットの木文字を購入することができます。そこで「L」と「O」と「E」を購入して来ましょう。「LOVE」のメッセージを写真に添えてみましょう。しかし、ここには「V」がありません。「V」は、赤ちゃんの寝ている両足の裏が作ってくれます。誰かに、ポストカードにしてプレゼントしたい出来映えです。
これもちょっとしたアイデアに過ぎないのです。赤ちゃんに、100円ショップのコスプレコーナーで購入して来た王冠を被せて写真を撮ってみましょう。
ママやパパは赤ちゃんに大きな期待を寄せているのですが、赤ちゃんはそれでもただ寝ているだけ。赤ちゃんは一体どんな夢を見ているのでしょうか。
からだの一部をフォーカス
出典 https://www.flickr.com/photos/comolebi666/4595037438/
ママやパパはあまりにも赤ちゃんが可愛いから、赤ちゃんをつい全体的に撮ろうとしてしまう傾向が強いようです。それも正しい写真の撮り方かもしれませんが、赤ちゃんは、パーツパーツ全部が可愛いのです。時には、赤ちゃんのパーツを写真に撮れば、アルバムに収めたとき、意外とバランスの良さを感じます。
ただ、赤ちゃんの全体を追ってばかりの写真の撮り方ですと、時として、何も特徴のない大海原に佇むようなイメージになってしまうことがあります。
そして、何よりも 赤ちゃんのパーツが可愛いのですから、しっかりフォーカスして貴重な瞬間を後々まで残しておきましょう。
赤ちゃんの足指を思い切りクローズアップしてみましょう。本当に赤ちゃんは指の先までギッシリ赤ちゃんなのですね。それは夫婦の愛情の塊なのです。
でも思い通りになってくれないのが赤ちゃん……
出典 https://www.flickr.com/photos/bel009/4937768830/
しかし、それでもパパ・ママの期待を裏切るのが赤ちゃんではないでしょうか。いつだって写真を撮ろうと思っているママやパパのことを裏切ってしまうのです。赤ちゃんの写真を撮るためにそれなり準備をしておくということも大事です。
準備とは何かといえば、 いつでもシャッターを切れる体制にしておくことです。
油断は禁物です。本当にママたちが撮りたい写真とは、実際に撮影した写真と写真の間にあるものではないでしょうか。しかし、一度シャッターチャンスを逃せば、その間の写真を撮ることなど絶対に不可能!なのです。赤ちゃんのあんなポーズが可愛いから写真を撮りたいと思って赤ちゃんにお願いをしても、赤ちゃんは決して同じポーズをとってくれるはずはありません。
それは、つかまり立ちなどの感動的な瞬間かもしれません。ママたちは、カメラをつねに赤ちゃんの足元から撮るように構えておく必要があります。赤ちゃんの全身と立った状態を上手くバランスよく撮影することができます。つかまり立ちなどの感動的な瞬間、ママはカメラなど無視して手放しで喜んでしまうのかもしれませんが、その感動は、もう二度と心の中にしか蘇らせることができないのです。写真があれば何度だって。赤ちゃんが大きく成長して、一緒に感動を共有しあうこともできます。
赤ちゃんにストロボは直接当てない
出典 https://www.flickr.com/photos/bel009/4937185543/
やっぱり赤ちゃんにストロボをあてれば、赤ちゃんは地球が破裂したかのようにビックリしてしまうでしょう。 しかし、ママはキレイな写真を撮りたいと思って光が足りないと思っているのです。そのとき、ストロボを頼らず、窓際に移動したり、レンズを変えたり、 外付けストロボでバウンス撮影をするなどの明るさを増す工夫をしてみましょう。
天井や壁などにストロボ光を反射させて間接光を被写体にあてる方法を一般的にバウンス発光といいます。更にフラッシュによってコントラストが強くなってしまい、赤ちゃん独特のフワッとした柔らかい感じが失われてしまうことになります。
連写撮影を使ってみれば……?
出典 https://www.flickr.com/photos/megurumeguri/5359944061/
赤ちゃんの瞬間ショットを逃がさないというのなら、「連写撮影」を使った写真の撮り方をしてみたらどうでしょうか。連写撮影で撮影すれば、その中にはきっと赤ちゃんのベストショットが混じり、写真を撮った中から選択をして行けば良いのです。
せっかく赤ちゃんに目を向ければ、赤ちゃんが泣いてしまったり、目を閉じたりしてしまい、やっぱり赤ちゃんは大変です。コロコロと表現を変える赤ちゃんは、とにかくシャッターチャンスということを考えるといつかが分からないのが現実です。逆に言えば すべてがシャッターチャンスなのです。
可愛い赤ちゃんを撮るためにママの目線をさげてみる
出典 https://www.flickr.com/photos/40554573@N05/4163631970/
赤ちゃんの真実をしっかり収める写真の撮り方は、ママやパパが 赤ちゃんと同じ位置まで目線をさげることで分かってきます。ママやパパの目線が赤ちゃんと同じ位置にあることで、赤ちゃんも安心していい表情をしてくれることになります。
今まで、ママやパパは、赤ちゃんの可愛さを大人目線だけで語っていたのかもしれません。 そこの部分をちょっとだけ反省してみましょう。
赤ちゃんの小ささをより強調してみよう
出典 https://www.flickr.com/photos/34680590@N05/5273113007/
やっぱり赤ちゃんは小さいから可愛いのかもしれません。そんな 赤ちゃんを、より小さく見えるような写真の撮り方をしてみてはどうでしょうか。
ママの手を写真に登場させてみれば、赤ちゃんの手が本当に小さな楓のように見えてしまうのです。
そこでパパに活躍してもらってママと赤ちゃんが仲良く並んでお昼寝している様な写真に撮ってもらいましょう。
いかがでしょうか。
赤ちゃんはママとパパの宝物です。しかし、どんどん大人へと成長して行ってしまうのです。
赤ちゃんが赤ちゃんである時間など瞬間なのかもしれません。
その瞬間を絶対に逃したくはありません。